カルニチン
カルニチンとは、「L-カルニチン」とも呼ばれ、過去に「ビタミンBt」と呼ばれていました。
また、「L-カルニチン」は、「脂肪燃焼系アミノ酸」とされていますが、
「L-カルニチン」はタンパク質を構成するアミノ酸ではなく、組織や血液などに単独で存在する遊離アミノ酸の一種です。
L-カルニチンは、体内では骨格筋、心筋などの筋肉組織に多く存在しています。
L-カルニチンが体内に多く存在すると、脂肪を効率良く活発に消費する事が出来ます。
L-カルニチンを多く含む食品は、羊肉やジンギスカンなどの動物性食品、魚介類では、カツオや赤貝などに多く含まれています。
L-カルニチンは、脂肪酸がミトコンドリアの膜を通過するために必要な物質で、
ミトコンドリアは糖質や脂質からエネルギーを産出する器官ですが、
分子の大きな脂肪酸は、そのままでは通過できず、L-カルニチンと結合して初めて通ることができます。
L-カルニチンは、肝臓内で必須アミノ酸の「リジン」と「メチオニン」から合成されますが、
L-カルニチンの合成力は、20歳代をピークに低下していきます。
L-カルニチンが不足すると、食品から摂取した脂肪分が燃焼できずに、皮下脂肪に蓄積され、肥満を招きやすくなります。
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