ピリドキサミン
ピリドキサミンとは、水溶性ビタミンでビタミンB6の1つです。
ピリドキサミン(pyridoxamine)は、植物に存在する天然物質で、グリケーション(グリコシル化)の防止効果が高いとされる有力なビタミンです。
グリケーション(グリコシル化)とは、タンパク質や脂質に糖類(ブドウ糖)が付加する反応で、糖化反応とも言います。
グリケーション(グリコシル化)されたタンパク質が増加すると、白内障、皮膚やコラーゲンの硬化、糖尿病などといった老化障害が促進されます。
グリケーション(グリコシル化)は、メイラード反応とも呼ばれ、アミノ酸と還元糖を加熱すると黄褐色の色素が生成されます。
グリケーション(グリコシル化)は、食品の加熱中に起こる着色や香り、風味の変化、
保存期間中の栄養価低下に関わる反応であることから食品化学の領域で注目されてきました。
「終末糖化産物(Advanced Glycation Endproduct;AGE)」は、グリケーション(グリコシル化)によって、不可逆に形成されます。
この終末糖化産物(AGE)が皮膚老化と関係しています。
終末糖化産物(AGE)には、初期ステージと後期ステージがあり、
初期ステージに対してはアミノグアニジン(優れた反グリケーション薬)が有効であり、
後期ステージに対してはピリドキサミンが最も効果的と考えられています。
ピリドキサミンは、終末糖化産物(AGE)だけでなく、脂質過酸化最終産物(ALE)の形成も妨害するのではないかと考えられています。
過度の脂質過酸化最終産物(ALE)は、アテローム性動脈硬化症に至る、血管壁の機能と健康に影響を及ぼす可能性があります。
動物実験によると、ピリドキサミンが脂質過酸化最終産物(ALE)の形成を減らすことで、
アテローム性動脈硬化症を防止、または減速など、潜在的心臓病の形成を防止する可能性もあることが証明されています。
また、ピリドキサミンは動物実験により、1型糖尿病と2型糖尿病の糖尿病性ネフロパシーの成長と進行を妨げることが示されています。
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