β-カロテン

β-カロテンとは、自然界に600種類以上あるカロテノイドの中のカロテン類の一種です。 β-カロテン(ベータカロテン)は、プロビタミンA(ビタミンAの前駆体)の中で、レチノールに最も効率よく変換される抗酸化物質です。

カロテノイドの中で、β-カロテンがビタミンA作用を最もよく発揮することから、 ビタミンA作用をするカロテノイドを、β-カロテンで表したものが「β-カロテン当量」です。 α-カロテン及び、クリプトキサンチンのビタミンA作用は、β-カロテンの50%とみなし、次の式で計算します。

β-カロテン当量(μg)=
β-カロテン(μg)+1/2α-カロテン(μg)+1/2クリプトキサンチン(μg)


β-カロテンを多く含む食品は、ニンジン、ホウレン草、ピーマン、などの緑黄色野菜で、 食品中のβ-カロテンは食材や調理方法によって、吸収率が10%〜60%までと大きく異なります。 また、β-カロテンは、油脂と食べると吸収がよいことから、効率よくとるためには油脂を使った調理がオススメです。

β-カロテンの持つ作用について、ハーバード大学医学部は、「心臓病患者が積極的にβ-カロテンを摂取すると、 心筋梗塞、脳卒中の死亡率が半減し、LDLコレステロールによる血管の閉塞を防ぐ作用がある」と発表した。 また、アリゾナ癌センター大学では、「β-カロテンの連続投与によって、口腔ガンの前ガン症状が激減した」との報告があります。

これらのβ-カロテン効果が、ビタミンAとは異なるメカニズムによることが明らかにされ、 β-カロテンが単にビタミンAの前駆物質としてだけではなく、 β-カロテン自体が、固有の作用を持つ機能性成分として重視されています。

保健機能食品制度では、β-カロテンを含有したサプリメントなど、 β-カロテンを1日当たり1620μg〜7200μg含む食品には、β-カロテンの機能を表示することができます。

【 β-カロテンの栄養機能表示 】
「β-カロテンは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。」
「β-カロテンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」

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