ビタミンA

ビタミンAとは、「目のビタミン」といわれ、目の健康に深く関わっているビタミンです。 目の表面を覆っている涙は、三層に分かれています。一番外側を覆う「油層」、間に位置する「涙液層」、内側にある「ムチン層」です。 ビタミンAは、「ムチン層」をつくることで、目の表面の角膜に涙をつなぎ留めたり、 涙の量を増やして目の粘膜の湿潤性を高めることで、目を乾燥から守ります。 ビタミンAは、皮膚や粘膜の細胞の正常な分化を促し、粘液の産生にも関係しています。

その為、ビタミンAが不足すると、粘膜が乾燥しやすくなり、目が乾く、肌がかさつく、風邪をひきやすくなる、 胃腸の粘膜が傷つきやすくなる、髪が傷む、爪がもろくなる、などの症状があらわれます。 また、ビタミンAの欠乏は、不足眼の中にある、光や色を感受する物質(ロドプシン)が足りなくなり、 夜盲症(うす暗いところで物が見えにくくなる)になることがあります。

また、ビタミンAを大量に(6000μgRE)摂取した場合、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐などの中毒症状(過剰症)をおこすことがあります。 ビタミン剤を使用する場合、決められた量を守って服用していれば過剰症の心配はほとんどありませんが、 動物のレバーなど、ビタミンAを多く含む食品を同時に摂取する場合には注意が必要です。

ビタミンAには、レチノールとカロテンの2種類があり、ビタミンAは、この2種類の栄養素の総称です。 初めからビタミンAのかたちで、動物性食品に多く含まれるレチノールは、レバーやウナギなどに含まれ、ビタミンAの効力をもつ成分です。

カロテンは、プロビタミンAともいわれ、体内でビタミンAに変わります。 カロテンは、緑黄色野菜などの植物性食品に含まれ、体内でビタミンAに転換されます。 緑黄色野菜に含まれるカロテンのほとんどが、β-カロテンで、他のものに比べて約2倍のビタミンAとしての効力を持っています。 また、β-カロテンには、抗酸化作用があることが知られています。

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