エリオシトリン

エリオシトリンとは、ポリフェノールの一種で、ビタミンPとも呼ばれる抗酸化作用の強い水溶性のビタミン様物質です。 エリオシトリン(eriocitrin)は、レモンやライムの果皮に多く含まれている黄色い色素成分です。

エリオシトリンは、レモンの色素成分であることから「レモンポリフェノール」とも呼ばれています。 エリオシトリンの抗酸化作用は、肝臓、腎臓、血清中の過酸化物ができるのを抑え、酸化ストレスを抑える働きがあります。 酸化ストレスとは、生体内で活性酸素種の生成と消去システムのバランスが乱れ、活性酸素種が過剰になる状態を言います。 この状態が進行すると、生体を構成している、核酸、タンパク質、脂質等を酸化させ、生体に障害が生じてきます。

また、エリオシトリンは、腸での脂肪吸収を抑制する働きがあり、 肥満予防、動脈硬化予防の効果、糖尿病の合併症や高血圧の予防など、生活習慣病の予防効果もあります。 その他、エリオシトリンには、筋肉の老化予防効果や旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)の予防効果も期待されています。

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