食品には3つの役割(機能)があります。
1次機能に「栄養」、2次機能に「おいしさ(嗜好性)」、そして3次機能に「生体調節機能」です。
「生体調節機能」とは、食品に含まれる成分が病気の予防に働くことを意味し、これら「生体調節機能」をもつ成分を食品の機能性成分と言います。
特に3次機能を持つ食品のことを『機能性食品』と言います。
【 食品に見られる3つの機能 】
・1次機能
身体に対する栄養素の働き・・・栄養機能
・2次機能
嗜好や感覚器官に対する香味成分の働き・・・感覚機能
・3次機能
生理機能を調節し、健康維持や健康回復効果の働き・・・生体調節機能
『機能性食品(functional foods)』とは、通常の食品成分の中にもともと存在する機能性成分(食品の3次機能と呼ばれる「生体調節機能」)を人工的に抽出・
強化し、健康維持・病気予防を目的として、それらの機能性成分を添加した加工食品や加工食品素材であり、明確な科学的根拠のある食品の総称を意味します。
『機能性食品』のコンセプトは「生理系統(免疫、分泌、神経、循環、消化)の調節によって病気の予防に寄与する新食品」であり、いわゆる「医食同源」の考えに依っています。
厚生労働省は平成13年4月、健康食品のうち、一定の条件を満たすものを「保健機能食品」と称して販売を認める制度を作りました。これが一般に『機能性食品』といわれるものです。
食品中には、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの既知の栄養素の他に、生理・薬理機能をもつ物質が多数存在することが知られています。 生理・薬理機能をもつ物質の中で、フラボノイド、テルペノイド、揮発性物質、ペプチドなどが疾病予防の機能を有することが明らかになり、 医食同源、食薬同源の科学的根拠となっています。 このように、体調を調整する働きをもつ食品因子を総称して「機能性食品因子」と呼んでいます。
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