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ロズマリン酸

ロズマリン酸とは、シソ科の植物に含まれているファイトケミカル(植物性由来の化学物質)で、ポリフェノールの一種です。 ロズマリン酸(rosmarinic acid)は、過剰になっている免疫反応を正常に戻す抗炎症作用があり、 ステロイド剤にかわる副作用のないアレルギー軽減物質として、ロズマリン酸は注目されています。

花粉症と活性酸素の研究に携わる「東北大学 未来科学技術共同研究センター 量子生命反応工学創製部」の研究にによると、 抗酸化活性が大変強いシソエキス中のロズマリン酸が、花粉症に効果のあることを証明しています。 そして、ロズマリン酸は、青ジソより赤ジソの葉の抽出液の方が、効果が大きいと言われています。

また、ロズマリン酸は、体内に取り込まれた麦芽糖を分解する酵素「マルターゼ」を阻止して、ブドウ糖に分解させない働きがあります。 ブトウ糖に分解しない麦芽糖は、身体に蓄えられることなく体外へ排出されます。 このため、ロズマリン酸は血糖値の上昇をおさえ、ブトウ糖を脂肪に変えにくくする作用があり、脂肪の吸収を抑えます。

ロズマリン酸は、シソ科のハーブの仲間のローズマリーやレモンバームにも多く含まれ、ハーブティーとして飲むのも効果的です。 また、古くから沖縄に伝わる薬草のクミスクチンもシソ科の多年草で、ロズマリン酸が豊富なことから、花粉症対策の健康茶として注目されています。

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