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りんご(林檎)

りんごとは、バラ科リンゴ属の落葉高木の果実です。
りんご(林檎)の栄養的特徴は、ペクチン、カリウム、ポリフェノールを豊富に含み、 中国の漢方薬・薬学の史料『本草綱目』には、「気を下し、痰を消し、霍乱(コレラ様病変)、腹痛を治す。ふだん喉の渇く人は宜しくこれを食べるべきである。 水痢(下痢のこと)、遺精などによい」と記され、中国ではりんご(林檎)を経験的に病気の治療に用いてきました。

りんご(林檎)の水溶性の食物繊維であるペクチンは、りんご(林檎)の皮に多く、 腸内に入った時に消化物やコレステロールなどを包み込んで腸内の異常発酵を防ぐ整腸作用があり、便秘の改善や高血圧予防に効果があります。 さらに、りんご(林檎)のペクチンは腸内の乳酸菌の生育を促進し、悪玉菌の活動を抑えて善玉菌を増やす働きがあり、下痢に有効です。

さらに、りんご(林檎)100g中に110mgも含まれるカリウムとの相乗作用で、血圧降下やコレステロールを下げることにもつながります。 りんご(林檎)には果糖やブドウ糖も多いので、クエン酸や酒石酸などの有機酸との相乗効果で、疲労回復を早めると共に精神安定の作用もあります。 また、りんご(林檎)からつくられるリンゴ酢にも、疲労回復や高血圧予防効果があり、 ハチミツと合わせて常飲すれば健康増進につながり、美容、ダイエットなどに優れた働きを持つ果物です。

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