れんこん
「れんこん（蓮根）」とは、スイレン科の多年生水性植物である「ハス（蓮）」の、
地下茎が泥の中に長く伸び、先端部分に養分を蓄えて肥大した部分が「れんこん（蓮根）」です。
「れんこん（蓮根）」の旬は年の暮れですが、秋の９月頃から掘り始めて、翌春まで出荷されます。
中国では、ハスの根茎・葉柄・葉・蕾・花弁・花托・果実など、あらゆる部分を残りなく薬用に用いており、すべて異なった効能効果を持つとしています。
例えば、食用にする根茎の肥厚部分は藕（鬱血を除き解毒作用がある）、
根茎から採ったデンプンは藕粉（造血・浄血作用があり、下痢や暑気あたりを治す）といった効能効果を持つとしています。
「れんこん（蓮根）」の成分（１００ｇ中）は、デンプンを主体とする糖質が約１５ｇと多く、
ヘミセルロースやペクチンなどの食物繊維は２ｇで、便通をよくして腸内細菌のバランスを整え血液の浄化に役立ちます。
ビタミンＣは４８ｍｇとトマトの約３倍含まれ、ビタミンＣは肌の新陳代謝をよくし、メラニン色素の沈着を防ぎます。
また、「れんこん（蓮根）」に含まれるタンニンは、消炎・収斂作用が咳や痰を鎮め、喉を快調にするといわれており、喘息にもおろし汁が用いられます。
その他、「れんこん（蓮根）」には、高血圧・下痢・風邪・更年期障害・老化防止にも効果があるとされています。
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