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リチウム

リチウムとは、元素記号 Li 原子番号 3 原子量 6.941 比重 0.534 金属元素の中で最も軽いアルカリ金属元素です。 リチウム(lithium)単体は銀白色で軟らかく、炎色反応では紅色を呈します。 リチウムが水と反応すると、水素が発生し水は水酸化リチウム水溶液となります。

また、リチウム塩は、特定の精神疾患の治療薬として、特に双極性障害(躁うつ病)の治療に用いられますが、統合失調症の治療にも用いられます。 リチウム塩としては、炭酸リチウムとクエン酸リチウムが用いられ、カプセルや錠剤にして経口投与されます。

炭酸リチウムは、過度に高揚・興奮した精神状態を鎮め、情緒を安定させる作用をもつ薬で、 躁病や神経症などの症状としておこった躁状態(精神活動が過剰に活発化した状態)の治療に使用されます。 また、塩酸スルトプリド製剤は、統合失調症の治療にも使用されています。

炭酸リチウムを服用する場合、「リチウム中毒」に注意が必要です。 炭酸リチウムは、血中濃度のトラフ値(定常状態における最低血中濃度)と副作用発現の関連性が高く、 有効濃度と中毒を発症する濃度も近いため、TDM(治療薬物モニタリング)を行う必要があります。

リチウム中毒の主な中毒症状としては、中枢神経系症状として、意識障害、運動過多、筋力低下、小脳症状、発語障害、嚥下障害、知覚障害、ミオクローヌス、 循環器系症状として血圧低下、不整脈、心電図異常(T波陰転化)、消化器系症状として嘔気、嘔吐、下痢、泌尿器系症状として乏尿、 腎性尿崩症、遠位尿細管アシドーシス、その他に甲状腺機能低下、成人呼吸促迫症候群などが挙げられます。

リチウム中毒の中毒学的薬理作用はまだ完全に解明されていませんが、脳内アミンに対して、シナプス後膜に作用するカテコールアミン量を減少させ、 また、電解質としてナトリウムと同様の作用を示し、ポンプ機構により排泄される速度はナトリウムよりも遅いため、後シナプス障害により、 シナプス伝達に抑制的に働くためだと考えられています。

リチウム中毒時処置法のポイントと治療
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