ラミナラン

ラミナランとは、海藻、特に昆布類に多く含まれる貯蔵多糖で、別名「ラミナリン(laminarin)」とも呼ばれます。 ラミナラン(laminaran)は、構成単位のほとんど全てがグルコースで、粘性多糖類のアルギン酸、フコイダンとともに、昆布類などの粘質成分です。

ラミナランは、特にガゴメ(がごめ昆布)に多く含まれ、8〜10月には昆布類のラミナラン含量が、固形分の42〜49%にも達するとされています。
ラミナランは、藻体の成長部に少なく、また成長に伴う季節的変化をするため、一般に貯蔵物質であるから成長の早い時期には少なく、 成長の一段落した生殖器官のできる頃に貯蔵されます。

ラミナランの成分はβ-グルカンと呼ばれる成分であり、細胞壁の成分や貯蔵エネルギーとして働きます。 β-グルカンは、キノコ類にも含まれていますが、褐藻類に含まれるβ-グルカンとは異なり、キノコ類の固有のものです。

ラミナランは、高等植物のデンプンに相当する褐藻類の貯蔵物質ですが、デンプンのように消化されません。 また、ラミナランは、フコイダンなどと同様の抗腫瘍活性(ガン細胞の死滅・抑制効果)、抗血液凝固作用、高血圧抑制作用が知られています。

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