夕顔
夕顔とは、ウリ科の蔓性一年草で、夏の夕方に清楚な白い花をつけます。
夕顔(ゆうがお)の蔓は6m以上にも達する旺盛さで、果実は6〜7kgにも達します。
夕顔(ゆうがお)果実は、開花後3週間前後で収穫することができます。
夕顔(ゆうがお)の果肉を紐状にそぎ取って乾燥させた、夕顔(ゆうがお)の干瓢(カンピョウ)は、
妊産婦の滋養食品として漢方薬的に使われたりします。
夕顔(ゆうがお)の干瓢(カンピョウ)は栄養的に、カルシウム、リン、鉄分の含有量が多く、
利尿や解毒の効果もあり、女性には好適とされています。
夕顔(ゆうがお)は食物繊維が多く、夕顔(ゆうがお)の乾燥100g中に30.1gも含み、水溶性と不溶性繊維のバランスもよいです。
夕顔(ゆうがお)の食物繊維は、腸内有用菌であるビフィズス菌を増やして腸内環境を改善、
整腸作用を発揮すると共に、血中コレステロールの上昇を抑制し、発ガン因子となる生体異物の分解と体外排出の促進などの効果が認められています。
夕顔(ゆうがお)の食物繊維は膨潤性が非常に高いので、ダイエット食品としても好適で、健康食品としても注目されています。
ですが要注意として、夕顔(ゆうがお)を直接調理する場合は、夕顔(ゆうがお)に含まれる植物性自然毒「ククルビタシン」に気を付ける必要があります。
「ククルビタシン」とは、夕顔(ゆうがお)などのウリ科の植物に含まれる苦味成分です。
夕顔(ゆうがお)は、通常は苦味が少ないものが食用に出回っていますが、生育状況などから苦味成分が強くなり、
夕顔(ゆうがお)の苦味が強いものを食べると、食中毒症状を起こす場合があります。
夕顔(ゆうがお)の調理前には、実や茎などを切って味見し、苦味が強いと感じる場合は避けける必要があります。
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