ヨーグルト

ヨーグルトとは、牛乳や山羊乳を乳酸発酵してつくられる発酵乳の代表的なものです。
ヨーグルトをつくる乳酸発酵に用いられる乳酸菌は、国際規格(コーデックス規格)で「サーモフィルス菌」と、 「ブルガリア菌」の混合と決められています。ですが、日本の乳等省令では特に菌種を定めてはいません。

ヨーグルトには、ブルガリア菌とサーモフィルス菌が用いられていますが、これに加えて、腸管に生きて到達し、 腸内フローラ(細菌叢)の改善に働くアシドフィルス菌やビフィズス菌を添加したヨーグルトもあります。 ヨーグルトのタンパク質は、乳酸菌によって分解され、ペプチドやアミノ酸になり、消化吸収されやすい状態になっているのが特長です。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸の健康を守り、 悪玉菌を減少させる働きがあり、新陳代謝を活発にすることで老化防止などに効果があります。 ビフィズス菌には、食物繊維に似た整腸作用があり、身体の免疫機能を高めるなど、健康維持に役立つ効果が期待できます。

市販されているヨーグルト製品には、甘味料や香料などを一切含まないプレーンヨーグルト、果汁や果肉を加えたフルーツヨーグルト、 アイスクリーム状にしたフローズンヨーグルト、発酵後に撹拌したドリンクヨーグルト(飲むヨーグルト)などがあります。

ヨーグルトの生理作用
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