ヨード卵

ヨード卵とは、海藻やヨードなどの餌を食べて育ったニワトリが産んだ卵で、100g中に1.3mgのヨウ素を含んでいる卵です。 ニワトリの体内で、卵にヨードが自然な形で移行し、卵の成分とヨードが結びつくことで、ヨード単体には見られない様々な機能性が確認されている卵です。

ヨード卵の作用・効用は、ラットを使った実験によっていくつか確認されています。 そのひとつは、肝臓のグリコーゲン貯蔵量を高める作用で、この作用によってスタミナがつき、疲れにくくなります。 これは、中性脂肪やコレステロールを分解する働きのある「リポタンパクリパーゼ」という酵素を活性化するためで、 エネルギー源であるグリコーゲンを肝臓や筋肉に貯える代わりに、脂肪代謝を促進してエネルギー化するためです。

リポタンパクリパーゼは、体の毛細血管壁に分布している酵素で、 血管を流れる中性脂肪(リポタンパク)を脂肪酸とグリセリンに分解し、エネルギーに変える働きを持っています。
このため、リポタンパクリパーゼの活性が高まれば、余分な中性脂肪の分解を促進して血液中の脂質を自然に減少させることができます。

ヨード卵には、動脈硬化や高血圧の予防に役立つというデータもあります。
動物実験によると、餌がヨード卵粉、普通卵粉の2グループに分け、1日2回の食事前と休息期の計3回の測定で、 血中の脂質(中性脂肪)、コレステロール、リン脂質は、どれもヨード卵を食べているネズミの方が低い数値が出ました。

これは、ヨード卵を食べることによって脂肪の代謝がより活発に行われ、肝臓から放出する脂質の量が低下するためです。 血液中の中性脂肪やコレステロールの濃度を調整する最も重要な機構は、肝臓での脂質の合成と、それに引き続いて起こる血液への脂質の放出度にあります。 血液への脂質の放出度は、ヨード卵を食べた方が低いことが分かり、ヨード卵は中性脂肪の代謝を促進し、その血中濃度を低く抑制する生理作用が実証されています。

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