ヤマブシタケ
ヤマブシタケとは、中国、北米、日本に広く分布する食用キノコで、日本では数少ないサンゴハリタケ科のキノコです。
ヤマブシタケ(山伏茸)は、熊の手、ナマコ、フカヒレとともに、中国の「四大山海の珍味」のひとつとして古来より珍重されているキノコです。
ヤマブシタケ(山伏茸)の子実体は傘型でなく、白ウサギが長い房を垂らしてうずくまったような形をしています。
ヤマブシタケ(山伏茸)の色は、白色から黄褐色へと変化していきます。
ヤマブシタケ(山伏茸)は別名、ウサギタケ(兎茸)、ハリセンボン(針千本)などがあり、
和名のヤマブシタケ(山伏茸)は、山伏が胸にかける房に似ていることに由来しています。
ヤマブシタケ(山伏茸)は夏から秋にかけて、針状の突起が房のように固まって、
クヌギ、ブナ、ミズナラ、コナラなどの広葉樹の樹幹、切り株などに垂れ下がって生えます。
ヤマブシタケ(山伏茸)の大きさは、5cm〜10cm位で、内部が柔らかいスポンジ状になっています。
ヤマブシタケ(山伏茸)には、豊富な食物繊維、タンパク質、脂肪、炭水化物の他、
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、カルシウム、ミネラル類も多数含まれています。
漢方でヤマブシタケ(山伏茸)の乾燥物を「猴頭(ホウトウ)」といい、虚弱・消化不良・神経衰弱・胃潰瘍などに用いられてきました。
また、ヤマブシタケ(山伏茸)には、痴呆症の改善に作用する神経系の成長因子合成誘導促進物質を含有しています。
ヤマブシタケ(山伏茸)には、脳を活性化する「ヘリセノン」という成分が含まれていることが分かっています。
天然のヘリセノンは、ヤマブシタケ(山伏茸)固有のもので、他のキノコや食物では摂取することができません。
ヘリセノンは、動物の学習能力や記憶力のネットワークに欠かせないもので、認知症に高い効果があるといわれています。
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