ヤーコン

ヤーコンとは、学名を「Smallanthus Sonchifolius」といい、ヤーコンは別名を「アンデスポテト」とも呼ばれます。 ヤーコンは、南米アンデス原産のキク科の植物で、ダリアと同じ仲間です。
ヤーコンは、草丈1.5m〜2.0mで黄色い花をつけ、地下にサツマイモによく似た200g位の塊根が数個でき、この部分を食用イモのひとつとして利用しています。 食用にされるヤーコンの塊根は多汁で甘味があり、皮をむいて生で食べると梨のような歯ざわりがあります。

ヤーコンの芋や茎葉には、フラクトオリゴ糖のほか、フラボノイドやクロロゲン酸といったポリフェノールが大量に含まれています。 ヤーコンの最大の特徴は、フラクトオリゴ糖の含有量が多く、可食部中に約9.1%含まれています。 フラクトオリゴ糖には、腸内のビフィズス菌の増殖を促し、便秘や高脂血症の改善のほか、血糖値の抑制、老化防止、 ミネラル吸収促進などの効果が認められ、特定保健用食品として販売されています。

このほか、ヤーコンには、カテキン、配糖体(フラボノイド、多糖類)、テルペン類、 ミネラル類(カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄など)を多く含み、キクイモと同じように難消化性多糖のイヌリンも含まれています。 また、ヤーコンは、サツマイモやジャガイモに多いデンプンが含まれていないため、低カロリー食品でもあります。

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