やつめうなぎ

やつめうなぎ(八目鰻)とは、円口類の無顎類に属し、ヤツメウナギ科に分類されます。
円口類とは、魚類とは別の系統であり、やつめうなぎ(八目鰻)は外見の類似から「ウナギ」の名を冠していますが「ウナギ(ウナギ科)」とは違います。 やつめうなぎ(八目鰻)は、脊椎動物の中で最も原始的な魚で、2億年前から大きく形を変えてはいません。

やつめうなぎ(八目鰻)は、目は2つですが、目の後ろにエラ穴が7個並び、 一見すると目が8つもあるように見えるところから「やつめうなぎ(八目鰻)」と名付けられました。 日本には、カワヤツメ、スナヤツメ、ミツバヤツメ、シベリアヤツメの4種が生息しており、 食用になるのは「カワヤツメ」で、この「カワヤツメ」が「やつめうなぎ(八目鰻)」と呼ばれています。

やつめうなぎ(八目鰻)は、口は丸い吸盤状で顎骨を欠き、内骨格は全て軟骨で、体表は粘液で覆われています。 やつめうなぎ(八目鰻)の味は、歯ごたえがあり、蒲焼や佃煮などにして食します。 夏バテを防ぐスタミナ食として、よく知られているウナギ以上に、やつめうなぎ(八目鰻)には強力なスタミナがあります。

やつめうなぎ(八目鰻)は、古くから夜盲症などの眼病に効く食品として珍重され、食用というより薬用としての評価が高い食品です。 やつめうなぎ(八目鰻)の栄養的特徴は、生100g中にビタミンAが8200μgと非常に多く含まれていることで、ウナギの3.5倍にも相当します。 ビタミンAの効用として、よく知られているのは夜盲症の改善です。 同時に、ビタミンAには目の網膜や粘膜が乾燥するのを防ぐ働きもあり、潤いのある目を保つ効果があります。

さらに、やつめうなぎ(八目鰻)は、生100g中にタンパク質が15.8g、脂質が21.8gと豊富です。 その他、やつめうなぎ(八目鰻)には、鉄2.0mg、ナイアシン3.0mg、皮の部分にはビタミンB1が多く含有されています。 ビタミンAの推奨量は、成人1日当たり男性が750μg、女性が600μgなので、 やつめうなぎ(干しやつめ)であれば、1日に30g〜40gを食べれば十分に満たせる量になります。 やつめうなぎ(八目鰻)は、スタミナ増強だけでなく、日常の健康増進に役立つ優秀な健康食材です。

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