ムメフラール

ムメフラールとは、梅肉エキスから発見された機能物質で、血流改善作用があります。 ムメフラールは、農水省食品総合研究所の研究チームによって発見されました。
ムメフラールは、梅の学名「プルムス・ムメ(Prumus mume)」の“ムメ”と、 物質名の「フルフラール(furfural)」の“フラール”から「ムメフラール」と名づけられました。

ムメフラールは、梅肉エキスによる血流改善効果の実験過程で単離・同定したヒドロキシメチルフルフラール誘導体で、 梅に含まれる糖質の5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)と、クエン酸がエステル結合した化合物です。 ムメフラールは、生の梅の実や青梅には存在せず、青梅を加熱して梅肉エキスを製造する際に、青梅に含まれているクエン酸、 リンゴ酸などの有機酸が化学反応をおこして、ムメフラールが生成されます。

ムメフラールは、血液をサラサラにして血流を飛躍的に高める働きがあります。 それは、ムメフラールが血小板凝集抑制作用をもち、血栓形成を防ぎ、赤血球変形能を改善する作用を持っているからです。 赤血球の直径は毛細血管よりも大きいので、通過するためには赤血球の形を変えなければなりません。 ムメフラールは、赤血球の変形能を改善することで、赤血球が毛細血管内を通過しやすくします。

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