みかん
「みかん(蜜柑)」は、ミカン科の常緑低木の果実で、原産は日本です。
温州みかん、ポンカン(椪柑)、紀州みかん、不知火(通称デコポン)、シイクワシャーなどの種類があります。
なお、ダイダイ(橙)はサワーオレンジ類。イヨカン(伊予柑)はミカン類とオレンジ類の雑種で、
夏みかん、ハッサク(八朔)は雑柑類に分類されます。
温州みかんは果皮が薄くてむきやすく、種のないのが特徴で、栄養的にはビタミンCに富み、
100g中32mgも含むので、1日に2〜3個食べると風邪やシミ・ソバカスなどの予防につながります。
「みかん」の酸味のクエン酸には、エネルギー代謝を高め疲労を回復させる働きがあり、
みかん袋には食物繊維(ペクチン)、表皮の裏の白いすじにはビタミンB1・ビタミンC・ビタミンPが含まれ、
毛細血管を丈夫にし動脈硬化や高血圧の予防に役立ちます。
また、「みかん」の天然色素成分(カロテノイド)の一種であるβ-クリプトキサンチンは、
抗酸化力が強く、ガン予防に効果的な成分として知られています。
β-クリプトキサンチンは、温州みかんで特に含有量が多く、1個当たり1〜2mg程度含まれ、
オレンジやレモン、グレープフルーツなどの他の柑橘類の約60倍以上になります。
「みかん」の皮を干して乾燥したものを、中国では陳皮(ちんぴ)と呼び、
漢方では健胃・鎮嘔・鎮咳・解毒・消化不良・胸腹部膨満などに用いられています。
また、これを浴槽に入れると、体を芯から温め、神経痛や冷え症を改善するといわれています。
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