メシマコブ

メシマコブとは、タバコウロコタケ科キコブタケ属のキノコで、学名は「Phellinus linteus」です。 メシマコブ(女島瘤)という和名は、男女群島(長崎県)の「女島(メシマ)」に、 野生する桑の幹に寄生する「コブ」状のキノコである事から、その名がついたとされます。

メシマコブは、クワの古木に寄生して、コブ状から次第に扇状に育ち、通常は傘の長径が8〜12cm、大きなものは30cmを超えるほどにもなり、 その大きさに成長するまで20〜30年もの歳月を要すると言われます。

傘の表面は黒〜褐色、内側のひだに独特の黄〜茶の剛毛が見られることから、中国では「桑黄(そうおう)」と呼ばれてきましたが、 遺伝子を解析すると桑黄とメシマコブは遺伝子的に異なったキノコであることがわかりました。

メシマコブは、日本や東南アジアなどに広く分布しますが、天然から採取することは難しく、 また、メシマコブの栽培は極めて困難であることから、幻のキノコの異名をとってきました。

1968年に、国立がんセンター研究所が、免疫システムを活性化させて、 ガン細胞を間接的に攻撃する新薬の開発のために17種類のキノコで実験を行いました。 その中で、メシマコブが腫瘍阻止率96.7%と最も高い数値を記録し、抗ガン効果があることが実証されました。

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