免疫ミルク
「免疫ミルク」とは、アメリカのスターリ研究所が開発した独自のバイオ技術
(特定の抗体を乳牛の体内で作らせる)によって実現した、高タンパク、高カルシウム、低脂肪で免疫活性作用を持つ理想的な粉ミルクです。
人間は成長の過程で、様々な感染症を経験し抗体を持ちますが、女性は妊娠すると、
母親になるまでに持った抗体の中のいくつかを、妊娠中は胎盤から、出産直後は初乳中に与えることができます。
この原理を乳牛に応用して開発された粉ミルクが「免疫ミルク」です。
免疫機能を高めることで知られる糖タンパク質のラクトフェリンは、母乳に多く含まれていますが、牛乳にはあまり多くありません。
「免疫ミルク」は、ラクトフェリンを母乳以上に含み、さらに他の免疫活性物質も加えたもので、
ガンの予防やC型肝炎の治療を目的に、医療現場でも活用され始めています。
「免疫ミルク」は、乳牛に26種類の病原菌(人間の感染症の原因菌)を抗原として与え、
乳牛の体内に26種類の病原菌に対する抗体を産生するようにし、その乳牛のミルクを搾乳し、最終的にスキムミルクにしています。
「免疫ミルク」は、さまざまな生理活性物質が含まれており、牛乳にはあまり含まれないラクトフェリンも多く含んでいます。
また、ラクトフェリンを含んだ栄養食品が、乳業メーカーを中心に各社から出されています。
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