メロン

メロンは、ウリ科キュウリ属の一年草の果実で、中近東が原産です。
メロンは、温室メロンと露地メロンに大別され、主な品種としてはマスクメロン(アールスなど)、 プリンスメロン、夕張メロン、ハネデュー、アンデス、アムスなどがあり、味も形も大きさも異なります。

温室メロンは、網目模様のない「ノーネット系」の露路メロンに比べて、カロテンの含有量は少なく、100g中33μgですが、 露地メロンの白肉種では140μg、赤肉種で3600μgも含まれています。

ビタミンCも温室メロン18mg、露路メロン25mgと含有量に差があります。 メロンにはカリウムも多く、メロン100g中に、温室メロンは340mg、露地メロンは350mg含まれています。

メロン成分で注目するのは、マスクメロンに含まれているタンパク質分解酵素の「ククミシン」です。 牛肉や豚肉などの料理を食べる時にメロンを一緒に摂ると、ククミシンの作用で、肉に含まれるタンパク質の分解が早まり、 エネルギー源として効率的に活用され、夏バテや疲労回復に効果を発揮します。

メロンをはじめ、パパイヤやマンゴーなどの熱帯果実には酵素が豊富に含まれ、 酵素は特にタンパク質を分解する作用が高いため、肉類を多く摂った後のデザートには最適です。

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