松葉精
「松葉精」とは、赤松や黒松の松葉を、細かく刻んですりつぶし、弱火で煮てしぼった、松葉の油液を「松葉精」といいます。
松葉は、民間の伝承療法などに広く使われ、強精薬としても利用されてきました。
「松葉精」は、古くから伝えられてきた民間薬の一つで、松葉から抽出されたシネオールという精油成分を含んでいます。
「松葉精」は、松葉エキスとも呼ばれ、「松葉精」効用は“血をきれいにする”ですが、高血圧などにも効果を発揮します。
また、「松葉精」に含まれるシネオールは、胆汁の分泌を促し、胃を健康に整え、殺菌をも行うことができます。
この他、「松葉精」には、葉緑素(クロロフィル)、松ヤ二(ロウ質)、ケルセチン、
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄などを含んでいます。
松葉の表面に析出する、松ヤ二(ロウ質)には、ビタミンA、ビタミンC、ケルセチンが豊富に含まれ、
血管壁を強化する働きがあるため、脳卒中や高血圧症の予防に効果的です。
このほか、タバコの有害物質であるニコチンを、体外へ排出する作用があります。
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