マンニトール

マンニトールとは、マンノースが還元されてできる六価の糖アルコールです。
マンニトールの甘味度は、グルコースとほぼ同じですが、カロリーは約2分の1と少なく、低カロリー甘味料として利用されています。

マンニトールは天然に広く存在し、特に干し昆布の表面につく白粉中に多く、 マンニトールを多く含む食品は、昆布、若布などの海藻類、干し柿、樹木、キノコ類などです。 ちなみに、干し若布や干し椎茸が長期保存に耐えるのは、このマンニトールが多いためです。

マンニトールは吸湿性が低いことから、錠剤成型用の粉末や変質しやすいビタミンやアミノ酸の安定化剤として用いられている他、 糖衣錠のコーティングなどにもマンニトールは使われています。 また、マンニトールはガムやキャンデー、クリームなど、菓子類のべたつきを抑えてさっぱり感を出すために、 食品添加物としてマンニトールは配合されています。

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