まいたけ
「まいたけ」とは、サルノコシカケ科の食用キノコで、
9〜10月頃にクリやシイ(椎)などの老大木の根元に重なり合って発生します。
「まいたけ」は茎が無数に分かれて、先に淡い灰色のイチョウの葉のような形をしたものが、多く集まって1つの株を作ります。
それが舞い姿のように見えるのが「まいたけ」の名の由来です。
サルノコシカケ科のキノコは水分が少なく、薬用キノコとして利用されるものがほとんどですが、この「まいたけ」は食用に適しています。
「まいたけ」の表面は褐色を帯びた灰色で、裏は白色をしており、肉質は薄いが硬くしまって弾力があり、香り味共に優れています。
「まいたけ」の成分は、タンパク質が100g中3.7gと多く、ビタミンB1は0.25mg、B2は0.49mgとキノコ中トップクラス。
ナイアシンとの相乗作用で、皮膚に栄養を与え肌を美しくすると共に、口内炎などの皮膚粘膜の炎症にも効くほか、
脂質代謝の活性化により肥満防止にもつながります。
また、「まいたけ」はエルゴステロール(プロビタミンD)や食物繊維を多く含むので、
動脈硬化や高脂血症の改善、血圧調整作用などの症例報告も多い。
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