マグネシウム
マグネシウムとは、体の骨や歯の形成に必要な栄養素で、カルシウムやリンと共に骨をつくっているミネラルです。
生体内のマグネシウムの半分以上は、リン酸塩として骨や歯に存在し、残りは血液、筋肉、神経組織に分布し、
酵素反応の活性化、神経・筋肉の機能維持に関与しています。
マグネシウムは、不足すると骨から遊離して神経の興奮を抑えたり、エネルギーをつくる助けや血圧の維持などの重要な働きに利用されます。
また、慢性的なマグネシウムの摂取不足は、骨粗しょう症、心臓疾患、糖尿病といった、生活習慣病の発症リスクが高まる可能性が示されています。
マグネシウムは、葉緑素の構成成分であるため、植物性食品(緑葉野菜)に多く含まれる他、
大豆や胡麻など、ナッツ、アーモンドをはじめとする種実類、魚介類、海草類、野菜類、豆類などに多く含まれています。
マグネシウムは、通常の食品から摂り過ぎる心配は少ないのですが、健康食品やサプリメントなどから摂り過ぎた場合には、
下痢になる可能性があるため、適切な利用方法をこころがけましょう。
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