マカ

マカとは、アブラナ科の多年草で、南米ペルーの高地で栽培されている球根野菜です。 マカの根は、ふっくらと丸みをおびた円錐形で、白色から明るい黄色や濃い紫色、 濁ったピンク、白っぽいピンク色などあり、薬用ハーブとして使われています。

マカの栽培地は、標高4000〜5000mの非常に高度の高い所で栽培され、 夏でも気温が昼間20℃、夜間はマイナス15℃の温度差の厳しい自然環境の中で育つ植物です。

しかも、マカは、凍結、強風、集中的な日照りといった極端な天候状態でも耐えられる、とても生命力の強い植物です。 こうした厳しい自然環境の中、土壌が肥え、亜鉛をはじめとするミネラルを豊富に含む、ごく限られた土地で栽培されています。

マカは厳しい自然環境で育つため、害虫や雑草もなく、種をまいたら後は雨を待つだけといった、まったくの自然農法です。 10〜11月に家畜の堆肥が十分に馴染んだ土地に種をまいて、翌年の6〜7月に収穫をします。

マカは、米やトウモロコシ、小麦に勝る栄養成分を含み、アルギニンやリジンをはじめとする必須アミノ酸も豊富です。 鉄とカルシウムの含有量はジャガイモを上回り、不飽和脂肪酸のリノール酸やリノレン酸も含有しています。

更にマカは、カリウム、リン、亜鉛、銅、マンガンなどの微量ミネラル類も多く含まれ、 まさに“栄養の缶詰”といっても過言ではありません。

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