バレリアン
バレリアンとは、オミナエシ科カノコソウ属の多年草で、原産地はヨーロッパと西アジアです。
バレリアンの学名は「Valeriana officinalis」で、和名は「西洋カノコ草(セイヨウカノコソウ)」と呼ばれています。
バレリアンはハーブ療法家が、緊張状態をやわらげるために使用してきたハーブで、
バレリアンの薬理作用については、ヨーロッパで1980年代から数多くの臨床試験が実施され、鎮静効果や催眠効果が確認されています。
バレリアンは、ドイツでは医薬品として、不眠症、精神不安への使用を承認しています。
バレリアンの効果・効能は、不眠の解消、鎮静、ストレス緩和などです。
バレリアンは、気分を落ち着かせ、不安を減らし、筋肉の緊張をほぐし、安静な気分にして眠りへ導きます。
バレリアンを睡眠薬として利用する場合は、就寝2時間前までに、400〜900mgのバレリアン抽出物を経口摂取すると効果的です。
バレリアンと鎮静作用のあるレモンバームを組み合わせると、相乗効果が期待できます。
バレリアンは、容量・用法を守れば、急性な毒性や依存症はありません。
バレリアンの過剰摂取は、頭痛・吐き気・寝起きのふらつきなどの副作用が起きる場合があります。
また、バレリアンの成分は、肝臓で分解される為、肝機能不全の患者は注意が必要です。
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