pH調整剤
pH調整剤とは、食品のpH(ペーハー)値を適切な範囲に調整し、食品の変質や変色を防いで品質を安定させたり、
他の食品添加物の効果を向上させるために使用する添加物です。
pH(ペーハー)は、酸性・アルカリ性の程度を表すのに0〜14の数字で表します。
中性では7、酸性では7より小さい数字、アルカリ性では7より大きい数字で表します。
市販のお弁当やおにぎりの場合は、主にpH調整剤を添加して食品のpHを4〜5位の酸性に保ち、
菌の増殖を抑えて食品の腐敗を防ぎ、日持ちを良くする目的で使われています。
『pH調整剤』という表記は、特定の物質を指すものではなく、
クエン酸、クエン酸三ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸などを一括表示したものです。
これらを、pH調整の目的で使用する場合、単独での使用は少なく、2〜3種類を組み合わせて使うことが多く、
法律上も一括表示が認められています。
各々の物質については、FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会で審議、評価され、
現時点では安全性が確認されている為、使用上限値は定められていません。
食品添加物には「保存料」「着色料」以外にも「凝固剤」「甘味料」「栄養強化剤」「日持向上剤」など、使用目的別にいくつかの種類があります。
ですから、“保存料・合成着色料不使用”と表示された食品にも、他の添加物が使用されている可能性もあるので、誤解しないようにしましょう。
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