ヒアルロン酸

ヒアルロン酸とは、動物の結合組織などに多く分布するムコ多糖類で、 N-アセチルグルコサミンとD-グルクロン酸がβ-1.3結合した二糖を反復単位とする、分子量10万〜100万の高分子化合物です。

ヒアルロン酸(hyaluronic acid)は、人の体内をはじめ、脊椎動物の組織中に広く存在しています。 ヒアルロン酸は、多量の水と結合して粘りのあるゲル状となり、組織構造の維持や細菌・毒物の侵入を防御します。

ヒアルロン酸は、特に関節や皮膚、目に多く含まれ、関節では関節液の中で関節の動きをよくする役割を、 皮膚では肌の乾燥を防ぐ役割を、目では硝子体の緩衝作用や組織形状を維持する役割を担っています。

ヒアルロン酸には、1g当たり6000mlの水を保持する性質があり、生体の水分を保つ上で重要な役割をしています。 ヒアルロン酸は、体内の繊維芽細胞でつくられますが、ヒアルロン酸の産生量は加齢と共に減少し、 大人の皮膚に含まれるヒアルロン酸の量は、乳児の20分の1といわれています。

ヒアルロン酸が減少し水分維持が難しくなると、肌のシワやタルミが目立ちはじめ、 コラーゲンやビタミンCを補給しても、ヒアルロン酸が不足していては肌の保湿やハリは回復できません。

ヒアルロン酸の摂取によって、正常な角質層を形成することで、炎症などのトラブルの少ない肌にすることが可能です。 また、ヒアルロン酸は、医薬品(関節症治療薬、角膜手術薬)の他、化粧品などにも配合されています。

その他、ヒアルロン酸はサプリメントなど、飲むタイプのヒアルロン酸として健康食品にも配合され、 同じムコ多糖類のコンドロイチン硫酸などと組み合わせて、保水力を高めた製品もあります。

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