本しめじ
「本しめじ」とは、キシメジ科シメジ属の食用キノコで、学名は「Lyophyllum shimeji」です。
「本しめじ」は、「だいこくしめじ」「ぎんしめじ」などの別名があり、昔は天然ものが多く出回っていたが、
「本しめじ」として市場に出ているのは、ブナシメジやヒラタケがほとんどです。
ブナシメジは、キシメジ科シロタモギタケ属、ヒラタケはヒラタケ科のキノコで、それぞれ異なる種類です。
「本しめじ」は、アカマツの混ざった雑木林などに5〜10本が束生したり、ときに輪を描いて群生します。
「本しめじ」の傘は、はじめは半球形だが、やがて丸山形を経て扁平に開くと、直径10cm位になります。
「本しめじ」の柄は、12〜13cmにもなって、根本が太く、肉は白く緻密で“香り松茸、味しめじ”といわれる通り美味しいです。
「本しめじ」の味のよさの秘密は、旨味成分となるアミノ酸の含有量によるものです。
「本しめじ」には、グルタミン酸やアスパラギン酸が非常に多く含まれ、日本人に不足しやすいリジンも多く含まれています。
「本しめじ」は、アミノ酸以外ではナイアシンが豊富なのも特徴で、
強い陽ざしに当たると湿疹ができる太陽アレルギーの人は、ナイアシン不足の可能性があるので好適な食材といえます。
「本しめじ」は、ビタミンB2も多く、100g中に0.5mgと生シイタケの2.6倍も含まれ、
ビタミンB2は脂肪の代謝をよくするので、肥満を防ぎ、湿疹や吹き出物にも有効です。
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