ヒラメ
「ヒラメ(鮃)」は、カレイ目のヒラメ科に分類され、日本近海では全域に生息しています。
「ヒラメ(鮃)」とカレイとの区別は、「左ヒラメに右カレイ」と言われるように、両目とも頭部の左側半分に偏って付いているのが特徴です。
ですが例外もあり、ダルマガレイはヒラメに分類されていますが目の位置は左なります。
また、ヌマガレイはカレイに分類されていますが、目の位置は左となり、大鮃(おひょう)はカレイに区分されています。
「ヒラメ(鮃)」の栄養成分は、遊離アミノ酸のグリシン、リジン、イノシン酸、アラニン、タウリンなどを含んでいます。
「ヒラメ(鮃)」の淡泊で上品なうまみは、イノシン酸を多く含むためで、タウリンは血圧やコレステロール値を下げ、心臓機能を強化します。
「ヒラメ(鮃)」が含むビタミン類は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンDを含んでいます。
その他、「ヒラメ(鮃)」には、発育やキズの回復の促進、味覚を正常に保つ働きをする「亜鉛」、
筋肉の収縮を促したり神経の興奮を鎮め、体温や血圧を調節する作用を持つ「マグネシウム」、
老化防止に役立つ「セレン」などのミネラルも含まれています。
また、「ヒラメ(鮃)」は、特に縁側において、コラーゲンからなるタンパク質が豊富で、独特の食感を楽しめます。
養殖の「ヒラメ(鮃)」は、天然ものに比べると若干水分が少なく、たんぱく質、脂質が多い傾向があります。
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