フノラン

フノランとは、海藻の布海苔に多く含まれている粘質多糖類で、α-ガラクトースとβ-ガラクトースが交互に鎖状に結びついた構造をしています。 フノランは歯の再石灰化を増強するキシリトールの働きを促進させる作用があり、トクホの「歯を丈夫にするガム」の関与成分として使われています。

フノランの研究は、高血圧症、糖尿病、肝臓病、ガンなど、さまざまな病気に有効であるとの研究成果が報告されています。 フノランのコレステロールと腫瘍に関する研究や糖尿病に関する研究が行われ、それぞれフノランの効果が実証されています。

三重大学、生物資源学部の野田宏行教授のマウスを使用したフノランの実験では、布海苔の成分であるフノランが、 高血圧、高コレステロール血症、マウスの移植ガンに、どのくらい効果があるかを研究しています。
マウスを使ったガンに対してのフノランの実験では、エールリッヒ腹水ガンやザルコーマ180固形ガンなどに対し、 抗腫瘍効果では著しい抑制効果を示し、免疫力が向上したことを証明しました。

また、高血圧とコレステロールの実験では、マウスの血液中、尿中それぞれのナトリウム、カリウム、塩素のバランスを調べた結果、 フノランは高血圧低下作用を示し、カリウムが増えて、ナトリウム、塩素がより多く排出されていることが明らかになりました。

コレステロールに対するフノランの作用については、約63%が改善されていることが判明し、血液の蘇生を促したことがわかりました。 加えて、血液中の悪玉コレステロールを選択して排出する働きも認められました。
その結果、善玉コレステロールが225%も増えていました。 さらに、肝臓に対するフノランの効果については、血中コレステロールの作用と同様に、コレステロールを体外に排出してしまう働きがわかりました。

田保健衛生大学の長村洋一教授(衛生学部・臨床化学研究室)のフノラン顆粒を使った実験では、 フノランを使うと、高血糖マウスの血糖値がかなり下がり、普通の健康なマウスの血糖値はフノランを与えても血糖値は正常なままで、 80〜109mg/dlを確保していたいうデータを発表しています。
この実験の結果では、硫酸基を持つフノランの分子構造が、糖の取り込みを抑制し、高血糖のみが排出されると推定しています。

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