ふき
「ふき(蕗)」は、日本原産のキク科の多年草です。
「ふき(蕗)」は、アクが強いのでアク抜きをしてから調理します。
春らしい薄緑の色彩で季節感を運んでくれる「ふき(蕗)」は、ほろ苦い味わいと特有の香りがあります。
「ふき(蕗)」は、山野に自生する山菜として賞味され、
愛知蕗、水蕗、赤蕗などの栽培種があり、大きなものは葉柄の長さが1.5mにも達します。
「ふき(蕗)」は花が過ぎると、根茎から葉柄が伸びて先端に丸形もしくは腎臓形の葉がつきます。
「ふき(蕗)」の葉柄は、煮物、和え物、汁の具や砂糖漬の菓子などに、葉は佃煮などに利用されます。
地下を這う根茎から春先に包葉をまとった丸い親指大の花穂を出したのが「蕗の薹(フキノトウ)」で、
味噌汁の具や天ぷら、佃煮、漬物などにして風味を楽しめます。
「ふき(蕗)」は栄養的には、葉柄の部分では、100g中食物繊維が1.3g、カルシウム40mg、カリウム330mgなどが目立ち、
「蕗の薹(フキノトウ)」はいずれも、それをやや上回って、特にカロテンは100g中390μg、ビタミンCは14mgと多いです。
「ふき(蕗)」は、食物繊維が豊富で低カロリーなことから、便秘やダイエットに効果的です。
また、「ふき(蕗)」の食効としては、喘息体質改善、鎮咳・去痰、便通を促し食中毒を防ぐなどの効果があります。
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