フコキサンチン

フコキサンチンとは、ワカメやヒジキ、コンブ類などの褐藻類に含まれる赤褐色のカロテノイド色素です。 フコキサンチン(fucoxanthin)にも、カロテノイドが持っている活性酸素除去作用が備わっています。

フコキサンチンには、エネルギー消費速度を刺激して脂肪燃焼を促し、内臓脂肪を減少させる作用があります。 そのフコキサンチンの作用は、腹部や肝臓などの内臓脂肪を構成する白色脂肪細胞内への、 ある種のタンパク(ミトコンドリア脱共役タンパク)の発現を増加させる働きがあるとみられています。

このタンパク(ミトコンドリア脱共役タンパク)は、脂肪の酸化およびエネルギーの熱への変換を促すことにより、白色脂肪細胞を減少させます。
白色脂肪細胞は過剰に摂取された炭水化物や脂肪を、中性脂肪形で蓄えるための細胞で、 白色脂肪細胞を減らすことができれば、メタボリックシンドロームの予防など健康増進効果は大きくなります。

食事療法のみの被験者とフコキサンチンを併用した被験者とを比較した新陳代謝実験では、 フコキサンチンを併用した被験者の方が、代謝は18.2%高かったという結果も出ています。

フコキサンチンの抗酸化作用・脂肪細胞減少効果を生かした健康食品などの中で、ザクロ種子油との相乗作用で脂肪細胞の形成を抑制するなど、 フコキサンチンの機能性との組み合わせによる効果をねらったものもあります。

ザクロ種子油には、新しい血管の形成を阻害することで脂肪細胞への血流量を抑制し、 血液を介した脂肪の供給を低減させて脂肪細胞の新たな形成を遅らせたり、抑制したりする作用が認められています。 ザクロ種子油とフコキサンチンとの相乗効果は臨床実験でも確認されており、 16週間の飲用で平均6.5kgの体重減少と5.3kgの体脂肪減少が見られたことが報告されています。

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