ブナシメジ
ブナシメジとは、キシメジ科シロタモギタケ属の食用キノコです。
ブナシメジ(撫占地)は、別名「ブナワカイ」、「ブナモタシ」、「シロモタシ」、「ニレタケ」などと呼ばれることもあります。
ブナシメジは、秋にブナやニレ、トチノキ、シナノキ、カエデなどの広葉樹の倒木や枯れ木に発生します。
ブナシメジの直径は、4〜10cm位になり、傘は白から灰褐色で、中央部に濃色の大理石模様(亀甲模様)が現れる場合が多く、
ヒダは白色で密生し、柄は長さ3〜10cm位です。
ブナシメジは、人工栽培が盛んで、国内生産量では生シイタケを抜いています。
また、ブナシメジは、市場ではホンシメジに形状が似ているため、ブナシメジをホンシメジと称しているものが多くなっていますが、
分類学上は、ブナシメジとホンシメジは異なるものとなっています。
ブナシメジには、チロシナーゼ阻害物質が含まれているので、シミの素になるメラニン色素の生成を抑える働きがあります。
また、ブナシメジには、β-D-グルカンやテルペン、ビタミンB2も含まれているため、
抗ガン作用や動脈硬化の予防、口内炎や疲れ目に効果があるとされています。
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