びわの葉茶
「びわの葉茶」とは、「びわ(枇杷)」の葉を煎じて作る健康茶です。
日本では江戸中期から明治末頃まで、びわの葉を煎じ、
漢方香料を合わせた「枇杷葉湯(びわようとう)」という健康茶が良く知られていました。
びわの葉の薬効について、中国の薬学著作『本草綱目』では、
「胃を和し、気を下し、熱を清し、諸毒を解し、脚気を療ず」とその効用を説明しています。
また、びわの葉について、インド仏教の教典には「葉は“無憂扇”と呼び、万病に効を奏す」と記されています。
「びわの葉茶」の効果は、胃腸の弱い人、ぜんそく、慢性気管支炎、皮膚炎の人によく、尿の出が悪く浮腫のある場合にも利尿効果を発揮します。
また、風邪で熱があったり、咽喉が痛いときには、「びわの葉茶」に塩を入れてうがいをすると治ります。
「びわの葉茶」は、飲用するだけでなく、水が半量になるまでゆっくりと濃く煮出した「びわの葉茶」は、
殺菌力があり、切り傷、虫刺され、かぶれ、アトビー性度膚炎などにも効果を表します。
その他、「びわの葉茶」は、ひどい日焼けや火傷のときにも効果があり、
このときはカット綿に含ませて、軽くたたくように1日に数回に分けて塗るとよいでしょう。
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