びわ
「びわ(枇杷)」は、バラ科ビワ属の常緑高木の果実で中国が原産です。
「びわ(枇杷)」の日本への渡来は平安時代。
「びわ(枇杷)」の名は、葉の形が楽器の琵琶(びわ)に似ていることから、名が付いたといわれています。
「びわ(枇杷)」は、晩秋から初冬に花が咲き、初夏に実がなります。
「びわ(枇杷)」は、九州を中心に栽培されている「茂木びわ」と、本州や四国を中心に栽培されている「田中びわ」があり、
「田中びわ」は「茂木びわ」よりふっくらして大きいです。
「びわ(枇杷)」には、カロチンが豊富で、100g中に810μgも含まれています。
しかも、「びわ(枇杷)」のカロチンは、β-カロチンなので生理作用が高いのも特徴です。
「びわ(枇杷)」には、カリウムも含まれているので、調理すると失われやすいカリウムを、「びわ(枇杷)」は生で摂取できます。
また、「びわ(枇杷)」の種子は、漢方薬の『枇杷仁』として利用され、「びわ(枇杷)」の葉も、昔から民間薬として珍重されています。
「びわ(枇杷)」の葉は煎じて、利尿・止渇・健胃に使われる他、びわ湯として皮膚のトラブルにも用いられています。
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