バナナ

バナナは、マレー半島を原産とするバショウ科の多年草の果実です。
バナナには、果物用と料理用があり、熱帯地方ではデンプンを多く含む料理用バナナが主食的役割をしています。

バナナが日本で普及したのは明治以降で、未熟な状態で輸入したバナナは、 バナナ加工業者の所有する加工室内で、エチレンガスと温度、湿度調整によりバナナの熟成させます。 輸入バナナは、フィリピンバナナ、台湾バナナ、モンキーバナナなどが1年中出回っています。

バナナの成分は、炭水化物がほとんどで、未熟なものはデンプンが多いですが、熟すにつれ果糖やブドウ糖、ショ糖などが増えて甘味を増します。
バナナ100g中に22.5gの糖質があり、バナナ1本のカロリーが食パン1枚に匹敵します。 また、バナナは消化がよく吸収が早いので、スポーツ時のエネルギー補給に最適です。

バナナに含まれるカリウムは、フルーツの中でもダントツの含有量です。
カリウムは、血中のナトリウム(塩分)を排泄する働きがあり、カリウムを十分に摂ると血圧を下げる効果があります。 さらにバナナには、マグネシウムや食物繊維も、他のフルーツに比べ豊富に含まれ、食物繊維は便秘を解消し、大腸がんなどの病気を予防できます。

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