バイカレイン
バイカレインとは、生薬の「黄岑（オウゴン）」
（Scutellariae radix）に含まれるフラボノイド類化合物で、「黄岑（オウゴン）」の重要成分です。
「黄岑（オウゴン）」は、日本薬局方では、シソ科（Labiatae）コガネバナ（Scutellaria baicalensis Georgi）の周皮を除いた根で、
バイカリン（baicalein）１０.０％以上を含むと規定されています。
「黄岑（オウゴン）」は、消炎・解熱薬として用いられ、小柴胡湯等、数多くの漢方処方に配合されています。
また、「黄岑（オウゴン）」は、外面、切面の色調は黄色で、木部に空ろ（うつろ）および腐朽部分
（あんけ）が少なく、質が重く、苦味の強いもの（丸軸、条）が良品とされています。
バイカレインの「7-O-glucuronide」を「バイカリン（baicalin）」と称し、バイカレインと共にＩ型アレルギーを抑制する作用があります。
ウサギを用いた動物実験でも利胆、利尿、抗炎症作用が確認されています。
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