ノニ

ノニとは、学名を「モリンダ・シトリフォリア(Morinda citrifolia)」といい、別名「八重山青木(ヤエヤマアオキ)」としても知られています。 ノニは、熱帯アジアからポリネシアにかけて広く生息している常緑灌木で、日本では沖縄県の八重山地方で植樹されています。

ノニは、高さ6mぐらいにまで成長すると楕円形の緑色の葉をつけ、黄色いごつごつした果実をつけます。 ノニという名称は、タヒチやハワイでの呼び名で、オーストラリアではチーズフルーツ、インドではインディアン・マルベリーと呼ばれています。

ノニは人体の自然治癒力を高める働きがあり、一連の生化学的反応を行って細胞が正常な機能を維持する作用があるため、 ガン細胞の増殖を抑制する効果も期待されています。 ノニの薬理成分は、プロキセロニン、スコポレチン、アスコルビン酸、モリンジン、テルペンといったファイトケミカルの他、 ノニの根からはダムナキャンソールという抗ガン物質も発見されています。

ノニに含まれるプロキセロニンは、天然アルカロイド成分で、スプーン1杯のノニ果汁にパイナップル10個分のプロキセロニンが含まれています。 プロキセロニンは、プロキセロニナーゼという酵素の存在下で他の物質と結合した時、体内でキセロニンに変換される前駆物質です。

スコポレチンは、ノニの果実から抽出された物質で、血圧降下作用、鎮痛作用、バクテリアなどに対する抗菌作用、 うつ症や睡眠障害の改善作用などがあることが分かっています。 この他、ノニの色素成分であるモリンジン(フラボノイド)には、鎮痛・鎮静作用があり、ノニの実に含まれるテルペンには、体力増強作用が見込まれています。

また、ノニの根の部分には、ダムナキャンソールという抗ガン物質が含まれています。 ダムナキャンソールは、ガン細胞を正常な細胞に見せかけることで、ガン細胞の増殖を停止させるか、少なくとも低下させていると考えられ、 肺ガン、大腸ガン、膵臓ガン、各種白血病を含むヒトの複数のガンに対して、有効であることが報告されています。

ノニは免疫システムの増強に有望で、ノニを飲用することでマクロファージの活性が通常より3倍高くなり、 別の免疫機能物質であるインターフェロンと結びついた時は、その効果はさらに増加することが明らかになっています。 これは、サイトカインの定量と一酸化窒素の確認の実験から、ノニがマクロファージの活動を刺激していることから確認されています。

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