ナリンギン
ナリンギンとは、フラバノン系色素のナリンゲニン（naringenin）に、糖のラムノースが結合したフラボノイド配糖体で、
グレープフルーツや夏ミカン、八朔などの柑橘類に含まれるポリフェノールの一種で、柑橘類独得の苦味成分です。
ナリンギン（naringin）は血中の中性脂肪を分解し、肥満予防に有効であるとされています。
ですが、ナリンギンをカルシウム拮抗薬（降圧剤）や睡眠薬の一部に作用すると、
薬効を強くして副作用を引き起こしてしまいます。
そのため、グレープフルーツジュースなどのナリンギンを含む柑橘類と、これらの薬剤との併用は避ける必要があります。
これは、ナリンギンが肝臓の酵素の一部に働きかけるために起こる反応だといわれています。
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