南天茶
南天茶とは、南天（ナンテン）を煎じた健康茶です。
南天（ナンテン）は、メギ科の常緑灌木で、別名を南天竹、南天燭といいます。
南天（ナンテン）は、“難を転じて福にする”という縁起から広く親しまれ、
不浄を清めるということで、お手洗い（御不浄）の外に植えてあったりします。
また、料理の飾りに南天（ナンテン）の葉をあしらったり、南天（ナンテン）の箸も長寿の祈願をなどで好まれます。
南天の実の生薬名を南天実（ナンテンジツ）といい、風邪薬や百日咳などに用いられます。
南天（ナンテン）の主な成分は、ナンジニン、アセトン、ベルベリンで、果実にはアルカロイドのドメスチンが含まれています。
南天実（ナンテンジツ）のドメスチンは、咳止め作用のある成分として知られています。
南天茶（ナンテン茶）は、南天実（ナンテンジツ）を使う場合は、細かく刻んで１日量５〜８ｇとし、水５００ｍｌほどで煮詰めて飲みます。
この場合は、南天実（ナンテンジツ）１０ｇ以上は使わないようにしてください。
南天（ナンテン）の乾燥した葉を使う場合は、１日量１０ｇ以内を水５００ｍｌほどで煮詰め、茶葉のカスを除きます。
感冒、咳止め、目の腫瘍、血尿に効きます。
南天茶（ナンテン茶）の効用と用い方
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