菜花
菜花とは、アブラナ科アブラナ属に分類される１〜２年草で、緑色をした丸型の葉柄は短く、春に黄色の小花を房状につけ、
２月〜３月頃には九州や房総半島など、温暖な土地で栽培したものが出回ります。
菜花（ナバナ）の種子からは、菜種油を採り、油かすは肥料になります。
菜花（ナバナ）は、食用には黄色い花が蕾のものがよく、葉も茎も柔らかくクセがありません。
さっと茹でてお浸しやカラシ和えにするほか、軽い塩漬けなどに菜花（ナバナ）は使われています。
また、京都の特産品では、菜花漬けといったものがあり、菜花（ナバナ）の蕾を塩漬けにしたもので、いわゆる郷土料理となっています。
菜花（ナバナ）の栄養価は高く、ホウレン草に比べてカロテンこそ約半分ですが（100g中2200μg）、カルシウムは３倍、ビタミンＣは、生では４倍近くにもなります。
その他、菜花（ナバナ）にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなどをバランスよく含み、食物繊維も豊富です。
菜花（ナバナ）の栄養価は、若々しい肌を保ち、ストレス・自律神経失調症・便秘・風邪などの予防に有効なので、
栄養素を失いにくい菜花（ナバナ）の浅漬けや菜花（ナバナ）の和え物は、積極的に食べるようにしたい食材です。
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