デカン酸

デカン酸とは、「カプリン酸(capric acid)」のIUPAC系統名です。
デカン酸(decanoic acid)は、炭素数10の飽和脂肪酸で難水溶性で、ココナッツ油、椰子油、パーム油に多く含まれている中鎖脂肪酸です。 デカン酸は、石けん・金属石けんなどの反応原料。油剤、合成潤滑油などの反応・配合原料。食品添加物など、化粧品・医薬品の油性成分として使用されています。 デカン酸は化学工業では、合成樹脂滑剤、合成樹脂安定剤として、ゴムやプラスチック、合成繊維などの製造で使用されています。

デカン酸は酸敗臭があり、白色の針状結晶で刺激性を持っています。
デカン酸の刺激性は、デカン酸が単独で遊離している(遊離脂肪酸)状態の時は強くあり、 デカン酸とグリセリンを反応(エステル結合)させ、グリセリン脂肪酸エステルにすることで刺激性は弱くなるとされています。 グリセリン脂肪酸エステルとは、グリセリンなどの多価アルコールと脂肪酸が、エステル結合した構造を持つ非イオン界面活性剤です。 グリセリン脂肪酸エステルは食品乳化剤として食品添加物に使用され、マーガリンやホイップクリーム、菓子類やケーキなどに使われることが多いです。

グリセリン脂肪酸エステルは、水になじみやすい水酸基が多いため化粧品成分としては、皮膚をしっとりしなやかな柔軟性のある皮膚を保つ保湿剤として使われています。 また、グリセリン脂肪酸エステルを防腐剤として使用することで、保存が長持ちするという利点があります。

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