藻類
藻類とは、クロレラや昆布、海苔、天草(テングサ)など、水中に生育して光合成する植物を「藻類(そうるい)」といい、
藻類は酸素発生型の光合成を行う生物から陸上植物を除いたものと定義されています。
藻類は、淡水産のものと海産のものがあり、海産で大型の藻類を海藻と呼び、光合成色素の違いから、藍藻、緑藻、褐藻、紅藻に分類されます。
藍藻は藍青色の藻類で、スピルリナが健康食品としてよく知られています。
緑藻は緑色の藻類で、淡水産ではクロレラや川海苔、海水産では青海苔、アオサ、ヒトエグサなどがあります。
褐藻は褐色の藻類で、昆布やワカメ、ヒジキ、モズクなど海藻類に多く、藻類全体の4分の3を占めています。
褐藻には多糖の一種である「アルギン酸」が多く含まれています。
この「アルギン酸」は、ヒトの消化酵素では消化されないため、食物繊維として利用されています。
紅藻は紅褐色の藻類で、浅草海苔や天草、布海苔などがあります。
紅藻には、多糖の一種である「カラギーナン」が含まれており、血液凝固防止作用のあることが知られています。
また、紅藻には、抗炎症作用のある「アガロオリゴ糖」も多く含まれています。
健康食品としての藻類は、クロレラやスピルリナがよく知られています。
藻類であるクロレラやスピルリナは、タンパク質の含有量が多く(乾燥重量の50%〜60%)、栄養補助食品として重宝されています。
一方、海藻類は『ミネラルの宝庫』といわれ、カルシウム、リン、亜鉛、ヨウ素などが多い食品として知られています。
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