枯草菌

枯草菌とは、自然界に広く分布する細菌で、空気中や枯れ草、土壌中などに存在する好気性細菌です。 枯草菌(こそうきん)は、短い円筒状で鞭毛(べんもう)をもち、胞子を形成する大形の桿菌(かんきん)です。 枯草菌は、炭水化物を分解する酵素をつくるので、食品工業では有用な細菌であり、遺伝学の実験材料としても多用されています。

枯草菌(bacillus subtillis)は、醤油のもろみ、味噌などに多数存在し、納豆菌も分類上は同じ菌種で、糸をひく腐敗は枯草菌によるものが多いです。 枯草菌は有機物が自然界で水と二酸化炭素に分解されていく過程で重要な働きがあり、 枯草菌に病原性はありませんが、肉や魚、牛乳などが腐るのは枯草菌によることが多いです。

枯草菌は、『@水分が20%以上ある。A栄養原になる有機物がある。B酸素がある。C温度が約20〜50℃の範囲にある。』 といった環境条件が満たされると、有機物を分解しながら、40分〜50分で2倍になるという早い速度で活発に増殖します。 この、枯草菌の増殖力は、解明されている自然界の微生物では、特筆されるべきものです。

@〜Cの環境条件から外れると、枯草菌は殻の固い胞子を形成して休眠状態になり、100℃近い高温や氷点下の低温、 紫外線などの大きな環境変化にも耐え抜く能力をもっています。 枯草菌が増殖するときの、栄養源としての有機物には、他の微生物、病原菌をも分解することから、 家畜や家禽の腸内細菌叢の改善、土壌中の有害微生物の殺菌に利用されています。

枯草菌の一般的特徴
枯草菌の形態・構造
枯草菌の生物学的・化学的特徴
Pickup Amazon!
スポンサーリンク
健康食品・栄養食品・美容用語インデックス
ホーム |  利用規約 |  免責事項 |  広告掲載 |  プライバシーポリシー |  サイトマップ
Copyright © 健康食品ストア 《 美人生活 》 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system