栗(くり)

栗(くり)とは、ブナ科クリ属の落葉高木で、果実の中にできる堅果を食用にします。
栗(くり)は、馴染み深い秋の味覚のひとつで、北海道西南部から本州一帯の山地に自生し、果樹は各地で種々の改良種が栽培されています。 栗(くり)の実はイガで覆われ、食べられる果実部分は「鬼皮」という堅い果皮と、「渋皮」という種皮に覆われています。

栗(くり)には、糖質、カリウム、ビタミンB1、ビタミンCなどが含まれ、タンパク質や脂肪、糖質の消化特性も殻類に匹敵するほど優秀です。 栗(くり)のビタミンCは、デンプン質に包まれているので、熱による損失は少なめです。 栗(くり)は栄養価の高い食べ物ですが、その一方でカロリーも高いので食べすぎには要注意です。

栗(くり)の効能について『本草綱目』には、「主として気を益し、腸、胃を厚くし、腎を補し、人をして飢えに耐えしむ」とあり、 「生食すれば腰部の不随を治し、筋骨の切れたるを療す」、「腫れ痛み、血(古血)には生を噛んでこれをつけると効あり」と記されています。 民間にも栗(くり)は、「腎を補って気を増し、腸・胃・腰・脚・骨を強くする」と言い伝えられています。 この「腎を補う」とは、この場合は強精・強壮を意味しています。

この他、生の栗(くり)を細かく砕いたり擂りおろしたものは、鼻血や外傷の止血、筋力の強化に役立つとされています。 栗(くり)は、魚貝類の中毒にも効くとされていますが、生の栗(くり)は消化が悪いので、摂る時は少量をゆっくりと噛んで飲み込むことが必要です。 また、栗葉と呼ばれる栗(くり)の葉を煎じた液は、ウルシや毛虫カブレの外用薬とされています。

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