キンセンカ

キンセンカとは、キク科キンセンカ属の一年草または越年草です。
キンセンカ(金盞花)は、ヨーロッパ原産で「学名:Calendula officinalis(カレンデュラ オフィキナリス)」といい、 別名を「ポットマリーゴールド(pot marigold)」(聖母マリアの黄金の花)とも呼ばれ古くから親しまれています。

和名であるキンセンカ(金盞花)は、頭花が黄金色の盞(さかずき)のように見えることから、 「盞の形をした金色の花」という意味から「キンセンカ(金盞花)」と名付けられました。
また、キンセンカ(金盞花)の生薬名の「長春花」は、花が春先から数ヶ月に渡って咲くことからついた名です。 キンセンカ(金盞花)は、このように長期間咲き続けることから、別名「時知らず」とも呼ばれます。

キンセンカ(金盞花)を「ポットマリーゴールド」と呼ぶ事があるために、よく間違われることがありますが、 「キンセンカ(金盞花)」と「マリーゴールド(アフリカンマリーゴールド、フレンチマリーゴールド)」は全く別の植物です。 分類学的に言うと「マリーゴールド(アフリカンマリーゴールド、フレンチマリーゴールド)」は、キク科マンジュギク属で属が異なります。

「マリーゴールド(アフリカンマリーゴールド、フレンチマリーゴールド)」は、ハーブとして使いません。 ネコブセンチュウ(ネマトーダ)の予防に使うのは、「マリーゴールド(アフリカンマリーゴールド、フレンチマリーゴールド)」です。 キンセンカ(金盞花)に、ネコブセンチュウ(ネマトーダ)の防除効果はありません。 また、たまに間違われるのが、キンセンカ(金盞花)と同じくハーブとしても使われる「キンレンカ(ナスタチウム)」です。 「ナスタチウム」は別名を「金蓮花(キンレンカ)」といい、ノウゼンハレン科キンレンカ属で属が異なります。

ハーブとして使うキンセンカ(金盞花)の花びらを使ったハーブティーは、美しい黄金色が特徴です。 キンセンカ(金盞花)のハーブティーは、少し苦味があるため、レモンバーベナやカモマイルハとのブレンドがおすすめです。 キンセンカ(金盞花)のハーブティーは抗炎症作用があることから、胃の粘膜の炎症を抑え、胃炎や胃潰瘍などの症状を緩和します。 また、キンセンカ(金盞花)のハーブティーには発汗作用もあり、風邪やインフルエンザの予防、風邪を引いて熱があるときに飲むと症状を緩和してくれます。

キンセンカ(金盞花)にはホルモン様作用もあり、生理による不調をやわらげたり、生理のサイクルを整えるのにも有効です。 その他、キンセンカ(金盞花)は、皮膚や粘膜の保護・回復にとても優れ、皮膚の炎症をしずめる効果があることから、 日焼けした肌・二キビ・肌あれなどに化粧水として使ったり、入浴剤として使えば、美肌効果やお肌トラブル予防などに有効です。

キンセンカ(金盞花)の浸出油は、切り傷などの創傷、火傷、虫刺され、じんましん、湿疹など、皮膚への治癒効果が特筆すべき精油のひとつです。 また、キンセンカ(金盞花)の花弁から抽出される「 ルテイン 」が、目の健康に良いことが注目され、 キンセンカ(金盞花)の「ルテイン」を含んだサプリメントが多く販売されています。

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