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オリゴ糖

オリゴ糖とは、糖類の一種で、少糖類と呼ばれることもあります。
オリゴ糖(oligosaccharide)は、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、大豆オリゴ糖、キシロオリゴ糖、 イソマルトオリゴ糖、ラフィノースなど、さまざまな種類があります。

オリゴ糖には、小腸で吸収されてしまう消化性のオリゴ糖と、胃や小腸では消化されずに大腸まで届く難消化性のオリゴ糖があります。 難消化性のオリゴ糖は、大腸内に届くことでビフィズス菌などの善玉菌を増殖させ、腸内環境を整えて便秘を予防・改善します。 ですが、オリゴ糖の過剰摂取は、下痢を起こす場合があるので注意が必要です。

オリゴ糖にはデンプンやスクロースなど、自然界に豊富に存在する糖類を材料として加水分解酵素や転移酵素の働きを利用し、 工業的につくられた「機能性オリゴ糖」と、食品に含まれる「天然のオリゴ糖」があります。 天然のオリゴ糖が多く含まれる食品としては、豆類、野菜(ごぼう、玉ねぎ等)、バナナ、ハチミツなどがあります。

また、オリゴ糖の多くは難消化性で、腸内細菌による発酵をうけて短鎖脂肪酸に代謝され、 ショ糖の半分(1g当たり2kcal)程度のエネルギーにしかなりません。 そのため、オリゴ糖は血糖値の上昇を抑え、低カロリー甘味料として利用されています。

オリゴ糖の生理機能
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